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ユニフォーム用・作業服用の綿100%繊維について

まず、はじめに綿(コットン)繊維の構造と仕組みの説明。

きわめて微細な繊維である綿繊維は非常に吸湿性が高く、そのため、コットンの内側と外側に温度の差ができると、内側の水分を吸い取って、これを外側へと発散しようとする性質があり、その際、気化熱を奪うため、全体の温度が下がり、「涼しさ」をもたらし、また、通気性もよいので、暑い季節にさわやかに着ることができます。
コットン(綿)が、冬あたたかいのは繊維の構造によるもので、ウエアの保湿性は布地が含んでいる空気の量によって決まりますが、コットン(綿)は、繊維の中心部がマカロニのように「中空(空洞)」になっていて、熱伝道率が低く、熱が放出されにくいのが特徴です。

次に、綿(コットン)が持つ特質。

綿特有の天然のひねりがあるので、ふっくらと、空気をたっぷり含んだ織物やニットやユニフォームを作ることが出来ます。
つまり、布地を起毛(毛羽をたてること)したり、パイルを立てたりすることで、繊維内にふんわりと空気を含ませれば、夏にすずしいコットンも、冬にはあたたかく着られるというわけです。

最後に、綿100%の作業服・ユニフォームについて。

火や熱に強いですが、洗濯により色落ちや、しわになったり縮みが出やすい特性もありますので洗濯機での強回転洗いや脱水のやりすぎには、十分注意しなければなりません。
この様に、綿繊維にも、長所もあれば短所もありますが最近では、その短所をなくすような加工方法も出てきていますのでそれを取り入れている綿100%繊維の作業服も増えてきています。

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